1:チリ人φ ★:2014/03/01(土) 13:44:30.57 ID:???0
東京大学、青山学院大学……世間一般では「一流大学」に分類され、卒業生は国家公務員や大手企業に
就職する全国屈指の名門大学だ。その両校出身ながら、月収10万円弱で不安定な独立リーグで野球を続ける
2投手がいる。プロや社会人強豪チームに進み第一線で野球を続ける者、野球を辞め大手企業に一般就職を
して新たな人生をスタートさせる者……そんな同期たちを横目に、なぜ彼らは野球を「諦めない」のだろうか。


・目標は「東大からプロ」
「“何で東大を出てそんなことするの?”ってよく聞かれます。でも、もともと“東大からプロ”が目標なので、
僕の中では既定路線なんです」

北関東や北信越に拠点を置く6球団で構成される独立リーグ「ベースボール・チャレンジリーグ(以下、
BCリーグ)」の信濃グランセローズに入団した井坂肇。彼の信濃入りが決まると、メディアとコアな野球ファンは
ざわついた。その理由は、井坂が「東京大学4年」だったからだ。しかも4年だった昨年のリーグ戦は出場が
無かった。

だが、最終学年に登板機会さえつかめなかった右腕が迷い無く選んだ道は月収10数万の独立リーグ。
「東京大学を出て、なぜ?」という疑問が多くの人に湧くのは無理もない。実際、この類いの質問は山ほど
受けたらしい。ただ彼の中では、冒頭の言葉のように「既定路線」。正直なところ、入学前には“東京大学を出て
直接NPB入り”という姿を思い描いていたと言うから、若干の「軌道修正」である。


・「勉強とスポーツは両立できないと決めつけてほしくない」
なぜそこまで「東京大学から」にこだわるのか? その発想の原点は小学校時代にあった。

「小学校の時はサッカー部だったのですが、“中学受験するから”と言って6年生の時に辞める同期が結構
いたんです。僕はそのことに疑問を持ちました。“本当はサッカーやりたいんじゃないの? 一番やりたいことを
我慢してまでしないと勉強はできないの?”って」

東京大学野球部OBだった映画監督の父・聡さんの影響で、幼い頃から東京六大学野球の応援に行っていた
という。

(>>2以降に続く)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/baseball/all/2014/columndtl/201402280001-spnavi




2:チリ人φ ★:2014/03/01(土) 13:44:52.07 ID:???0
(>>1の続き)
「何となく自分も東大に行くんだろうなと思っていました」と振り返るように、当初から東大進学は頭にあり、
この疑問が、東大進学後の目標に「プロ野球選手」を書き加えることになった。

「特に子供たちには、やってみる前から決めつけるようなことを絶対にしてほしくないんです。勉強とスポーツは
両立できないなんて」

こう力強く話す井坂。信濃入りが決まってからは、一部スポーツ紙に「日本ハムがリストアップ」という文字が
躍ったが、「話題先行でまだ実力が伴っていないので」といたって冷静だ。


・果てしなく大きい野望
都立日比谷高2年夏の東東京大会で、この大会4強に進む東京実業高を相手に延長再試合に持ち込むほどの
投球を見せた。また、一浪を経て入学した1年秋に現在のMAXである145キロをマークしたことからも分かる
ようにその潜在能力は高い。

だが2年春から3年春を右肩の故障で棒に振ると、以降は制球力が安定せず、それが昨年の登板ゼロに
結びついてしまった。今の課題には「変化球の精度」を挙げた。変化球で安定した制球を身につけ、自慢の
ストレートを生かしたい考えだ。

課題こそ多いが、その野望は果てしなく大きい。

「環境は厳しくても、やることが野球なので不安は無いです。NPBに進むことしか考えていません。そのために
1年間覚悟をもってやる、そこはブレずにやっていく、というのが目標です」


5:チリ人φ ★:2014/03/01(土) 13:45:30.05 ID:???0
・「このまま負けたまま終わりたくはない」
青山学院大学からBCリーグ・新潟アルビレックスに入団した渡邉雄大(ゆうた)は、野球をする者なら誰もが
憧れる聖地のマウンドを目の前にしながら、いまだそこに登ることを許されていない。

2009年夏、新潟県勢初の決勝進出を果たし、さらにその舞台で9回2死からの大追撃を演じて甲子園球場を
揺らした日本文理高。高校野球ファンの中に鮮烈な記憶として刻まれた同校の躍進をただただ悔しく眺めること
しかできなかったのが、中越高のエース左腕・渡邉だった。

春季新潟県大会で0対3で敗れながらも、評判の高かった日本文理高打線を相手に好投を演じた左腕には
多くの注目が集まり、名門・青山学院大学の進学もこの春で決めた。好敵手に対し、ある程度の手応えを持って
臨んだ夏の県大会決勝。渡邉は降りしきる雨の中で制球が定まらず、初回1死から日本文理高打線に5連打を
浴び降板。その後再登板こそしたものの、初回に7点を奪われた中越高は4対12のスコアで敗戦。高校生
最後の夏の結果は渡邉にとって残酷なものとなった。


・追求した打ちづらいフォームと球筋
青山学院大学は全国屈指の実力を誇る東都大学リーグで優勝12回、日本一4回を誇る名門。リーグ戦の
使用球場は、“学生野球の聖地”神宮球場。球場こそ違えど、ここで起用されることがすなわち、高校時代に
果たせなかった聖地に足を踏み入れることだった。

だが4年間彼は、神宮のマウンドに足を踏み入れることができなかった。出場試合数はゼロ、ベンチ入りは
1試合のみ(優勝の可能性が無くなった4年秋の最終戦)だった。

厳密に言えば、神宮のマウンドには1度上がっているのだが、それは公式戦ではなく「各部交流戦」という
公式戦のブロックとは関係なく行われる秋季リーグ前の“準公式戦”。相手は3部リーグ所属の上智大学で、
公式戦ではないため応援団もおらず、客足もまばらな“聖地であって聖地ではない”場所だった。


6:チリ人φ ★:2014/03/01(土) 13:45:46.43 ID:???0
もちろん、渡邉は4年間ただ手をこまねいていたわけではない。試合に出るための試行錯誤を繰り返した。
高校時代はやや斜め上からの投球だったが、2年の冬にさらに腕を下げたサイドスローへ転向。全国から
集まる猛者たちの中で這い上がるため、打ちづらいフォームと球筋を追求した。

公式戦でその真価を見せることは4年間できなかった。だがそれでも、練習場のブルペンで見た彼の球には
「面白い」とうならせるものがある。

マネージャーとして4年間、渡邉を見てきた佐藤隼人も「あいつのスライダーがすごい時には、面白いように
曲がりますよ」と話すように、隠し持つ武器にはチームメートも太鼓判を押す。

渡邉はやや照れながらも「理想は阪神にいたジェフ・ウィリアムズ。あんな風に1イニングをバシッと抑えたい」
と語った。

1チーム年間72試合のリーグ戦を行うBCリーグで、変則左腕が重宝される可能性は大きく、さらに試合数が
「144」へと増えるNPBでは貴重な戦力となりえる。

4年間遠ざかってしまった「公式戦の実戦感覚」に不安が無いといえば嘘になるが、渡邉は「今だから挑戦できる
こと、1日1日が勝負なので全力で取り組みたい」と前向きに話す。

今度こそ「憧れのマウンド」に登るため、故郷・新潟で再び腕を磨く日々が始まった。次なる“憧れ”はNPB、
何万人もの視線が注がれるマウンドだ。これまで聖地に届かなかった渡邉だが、長い助走を取ってきた
渡邉だからこそ、その先には大きな未来が待っているはずだ。


・戦い続ける「諦めの悪い奴」
井坂も渡邉も悔いの残る4年間だったのは間違いないが、悔しさは力を出せなかった自分に対してのもの。
だからこそ彼らは顔を上げ続け、なんとか現状を打破しようと今ある現実に抗ってきた。

周囲から見れば彼らは「諦めの悪い奴」かもしれない。「もっと良い道があるのに」と口を挟みたくなってしまう
かもしれない。だが、そんな彼らだからこそ見ることができる夢、見せられる夢がある。それは彼らが戦い続ける
限り、「諦めない」限り終わることはないだろう。


4:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 13:45:25.54 ID:QZnKRPh20
東大はわかるが
青学はなんかちがわね?


8:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 13:46:28.89 ID:kt6cuzc30
まあこんなのは全く通用しない
学歴とコネが通用しないのがいい
ダルも野球がなければただのチンピラ


23:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 13:54:57.74 ID:PQ6PlJun0
青学卒の俺としては照れるぜw


36:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 14:04:57.22 ID:wtioe3ymP
>制球力が安定せず、それが昨年の登板ゼロに結びついてしまった。

桑田がコーチになって制球力重視になったからな。


39:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 14:08:41.99 ID:6Oxsk1vz0
青学出身の選手は明らかにスポ薦組だと思うのだが・・・。


88:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 15:17:33.44 ID:PNLJ0df/0
まあここらの奴らは二、三年野球やっててもその後の就職余裕やろ
大手はあれだろけど


102:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 15:38:12.95 ID:2n94krhOP
野球でダメだったときの保険が東大なんだろう


107:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 15:46:00.94 ID:bhxCxj6w0
記事を読む限り、東大の人はいづれプロ野球を断念するだろうが
同期の東大生より遠回りするだろうが、何らかの形で成功するタイプっぽい
この人に関わると「何かこの人は違う!」と思ってしまうタイプじゃないのかな?


160:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 17:15:08.50 ID:iNvI5pM+0
この流れでようやくわかった。
法政は一流!


169:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 17:28:10.81 ID:iWpyMMKO0
東大を六大学野球から抜いてやれ


179:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 17:32:33.96 ID:iNvI5pM+0
>>169
伝統は守らなくてはいけない。
彼らのおかげで勝ち星が増えるから。


186:名無しさん@恐縮です:2014/03/01(土) 17:37:35.93 ID:FtQwpg540
何とでも修正きくって思ってるからだろ。
実際日本の殆どが中小企業で、その中小に言ったらまぁヤンチャなのが好きな人間も多いけど
東大ってなどんなもんだってほぼ確実に受かるしな。
しかもそれが「野球に打ち込んでてプロ目指してました」、
っつうなら中小のヤンチャ好きタイプの社長ですら一発だわ。