楽天の美馬学投手(27)が7日、西武とのオープン戦(倉敷)に先発。今季初実戦ながら4回を2安打無失点、4三振を奪う快投で勝利投手に。ヤンキースに移籍した田中将大投手(25)の穴を埋める可能性を示した。

 2歳下の田中はヤンキースに移籍したが、いつも身近に「存在」を感じている。

 米国と日本で、LINEのパズルゲーム「ポコパン」で得点を競い合っているからだ。ただ、田中はゲームでも超一流。美馬が高得点を出しても、すぐに得点を塗り替えられるそうで「コメントで“甘い”と書かれた。彼はゲームも天才です」と舌を巻く。1月下旬にコボスタ宮城で田中と一緒に自主トレを行った際には、ヤ軍の帽子を7個購入し、小山伸や則本らとかぶって、メジャーでの活躍を願った。  試合後、チーム宿舎に戻って自室のテレビをつけると、夕方のスポーツニュースで田中の投球を見ることができた。「“遠くに行っちゃった”と感じました。でも、自分が少しでも抜けた穴を埋めたいです」。田中に負けない活躍を演じた昨季日本シリーズ。大黒柱になれるだけの力はある。

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