【西武】おかわり、今度は背中の凝りに伊原監督厳命「帰れ!」

◆オープン戦 西武2―3広島(19日・西武ドーム) “お変わり”が生じた。3回の攻撃中、私服に着替えた中村が西武Dの階段を猛ダッシュ。「ノーコメントでいいですか」。追いすがる報道陣の質問を遮り、車で球場を後にした。

 左脇腹の違和感が完治し、前日18日の巨人戦(西武D)で実戦復帰したばかり。試合前にティー打撃を行った後、首脳陣に「打撃はもういいです」と伝え、フリー打撃を回避した。一塁の予定をDHに変更して出場したが、2回先頭でカウント2ボール1ストライクから真ん中直球を見逃すと、続く真ん中高め直球も見送り、三振。1球も振るそぶりすら見せず、1打席でベンチに退いた。

 伊原監督は「背中の凝り」と説明。「帰れと言った」と強制休養を命じた。球団関係者によると、主砲は数日前から背中の張りを訴えていたという。当初予定していた20日の西武Dでの指名練習も不参加となった。

 思わぬ誤算に指揮官は「(中村が)まだ4番と決まったわけじゃない」と、開幕オーダーを白紙撤回。「(5番候補の)坂田が(不調で)使える状態じゃない。4番が歩かされたときの5番を誰にするか。開幕まで試行錯誤ですよ」と、4番・浅村、5番・中村のプランBを示唆した。

 中村は21日のロッテ戦(西武D)では2打席立ち、一塁の守備にも就く見込みだが、あくまで患部の回復が最優先。開幕まで10日を切り、西武に暗雲が垂れこめた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20140319-OHT1T00249.htm

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西武・雄星、打倒楽天に闘志 被災地・東北に「投げて恩返し」

4年ぶりに古巣に復帰した西武・伊原春樹監督。「この年齢になって闘えるのは幸せなこと。でも、僕より年上の人間が1人いる」とライバル意識を燃やしているのが楽天・星野監督だ。

 同世代、同じ山陽出身で誕生月もともに1月。星野監督が日の当たる道を歩いた一方で、下積みの長かった苦労人だけにライバル心も人一倍強い。そんな指揮官とともに、楽天へ強烈な対抗意識を持っている男がいる。5年目の菊池雄星(22)だ。

 多くの犠牲を出し、3年が過ぎた東日本大震災について「同じ東北出身者として何か置いてきぼりを食った感じ。投げることしかできない人間として、投げて勝つことで恩返しをしたい」と話していた。それだけに昨季の楽天の盛り上がりを見せつけられ、いかに悔しい思いをしていたか分かる。昨季は左肩の炎症のため、都内でリハビリに励んでいたからだ。

 昨季は4月13日・楽天戦でプロ初完封。8月に離脱するまでに9勝を挙げた。「菊池がいたら楽天をあんなに楽に勝たせなかったはず」と西武関係者を悔しがらせた。

 菊池は高校時代から啓発本を読み漁り、英会話も学ぶ一方で、体を鍛えなかったことで“頭でっかち”と言われ続けた。だが、左肩を故障してから少しずつ考え方を変え始めている。

 今春キャンプでは「やはりストレートの精度ですよね」と強調。理想のフォームよりも体を鍛えて投げやすいフォームで投げればいい。背番号16の大先輩、石井一久氏から教わった考え方だ。その成果が出たのが今季の西武ドームでの初先発となった15日のオリックス戦。5回4安打無失点。今春オープン戦では3試合で2勝、防御率2・00と合格点の投球内容で伊原監督をニンマリさせている。

 「故郷への思いが強いほどがんばれる」という左腕。頭から、体で投げるピッチングへ変身した楽天キラーが戻ってきた。 (永谷脩)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140318-00000005-ykf-spo

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調子上げる西武・野上「納得のいくシュートを投げられた」

(オープン戦、西武2-3広島、19日、西武ドーム)西武の野上が調子を上げてきた。前回登板した12日の日本ハム戦は3回7失点と崩れたが、この日は持ち味の制球力で5回を四球なしの無失点。「初回、先頭(打者)、初球と“1”にこだわっていこうと思った」と表情を緩めた。

 今季から本格的に取り組むシュートが効果的で、相手打者のバットを折る場面が何度も見られた。「内野ゴロやファウルを取れた。納得のいくシュートを投げられた」とうなずいた。(共同)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20140319/lio14031918330003-n1.html

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