巨人D1小林、開幕1軍入り!原監督が明言「力でもぎ取った」

巨人の原監督は試合後、ドラフト1位捕手の小林(日本生命)の開幕1軍を明言した。3安打と盗塁を二つ刺す強肩を披露したルーキーについて「1軍メンバーに入る。力でもぎ取ったと思う」と高く評価した。

 入団時から守備には定評があったが、肩の強さに加え、打撃でも早いカウントから確実にミートする積極性が光っている。小林は「まだまだ体も心も技術も1軍で活躍できる力は持ってない。もっともっと向上心を持って成長したい」と誓った。

http://www.sanspo.com/baseball/news/20140322/gia14032220170004-n1.html

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菅野 開幕投手決定 原監督から伝達「成長している」

試合中に行われた巨人・原監督のテレビインタビュー。開幕投手について問われると「もう決まってますし、本人に伝えました」と明かした。氏名こそ伏せたが、大役を担うのは菅野だ。巨人では00年の上原以来となる2年目で開幕投手を務める。

 関係者の話を総合すると、この日までに原監督が直々に右腕に伝えたという。明言していなかったのは、開幕前最後の登板までは、菅野を過度な重圧から避けさせる狙いや、ともに開幕投手を争ってきた内海への配慮などがあったとみられる。

 プロ入り後初の日本ハム戦に登板した菅野は、2回2死満塁で西川に走者一掃の適時打三塁打を許すなど3回4安打3失点。結果をみれば不安が残る投球にも思えるが「しっかり修正する自信はある。反省点は分かっている」と言い切れる。動じない性格も重圧のかかる開幕投手向きだ。

 指揮官は「成長しているところがありますね」と進化を認める。右腕は「もし(開幕投手を)任せてもらえたら、チームがいいスタートを切れるように全力で投げたい」と言葉を選んだ。28日の阪神戦(東京ドーム)。真っさらなマウンドに立つのは菅野だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140323-00000072-spnannex-base

坂本、17打席ノーヒットも復調気配

東京ドームの大歓声は一気にため息に変わった。1点を追う9回2死一塁。坂本は鍵谷の外角直球を強く振り抜いた。打球は中堅フェンスへ一直線に伸びたが、中堅・陽にランニングキャッチされた。「ボールの見え方が変わってきました。開幕まで照準を合わせられると思います」。連続打席無安打は「17」となったが、今後に期待を持たせる打撃だった。

 徐々に調子は取り戻しつつある。2試合連続で1番でスタメン出場。初回先頭は大谷の145キロ直球を捉えたが一直。5回2死は大谷の150キロ台中盤の直球を見極め、四球を選んだ。21日からのオープン戦残り3試合で坂本と片岡で開幕1番を見極める方針を示していた原監督は「形としては非常に内容があるね」と評価。村田打撃コーチは「もうちょっとバットが上から出るようになればね。監督も言っていたように、彼が1番に入るのがベスト」と期待した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140322-00000239-sph-base

頼れるドラ1小林、刺して打って攻守でアピール!

ドラフト1位ルーキーの小林が、攻守で存在感をアピールした。22日の日本ハムとのオープン戦(東京D)で、プロ入り後初の1試合で2つの盗塁刺殺をマーク。打撃でも大谷から中前安打を放つなど、オープン戦初の猛打賞を記録した。2番手登板の内海は、3回無失点と好投。16日のソフトバンク戦(大分)で5回8失点と炎上した不安を打ち消した。

 顔色一つ変えなかった。7回1死一塁、小林は久保の直球を捕球すると、流れるような動きで二塁へ送球した。球筋は低く、強い。片岡がグラブを動かさない完璧なボールで、50メートル5秒7の俊足ルーキー・岡を刺した。「スタートが見えていたので、あまり焦らないように、ストライクを投げることを意識していました」。本拠地で持ち味の“鬼肩”を披露した。

 誰もが認める強肩だ。6回2死一塁でも、二盗を狙った大引を刺した。これでオープン戦では9度盗塁を試みられたうち、5つを阻止。一般的に盗塁阻止率は4割を超えれば評価されるが、5割5分6厘を誇る。原監督も「阻止率はすごいよね。しっかり維持しているし、やることが多い中で、キャッチャーとしての技術も見せられている。(開幕1軍を)彼は力でもぎ取った」と初めて小林の開幕1軍を明言した。

 バットでも勢いは止まらない。3回先頭、大谷の148キロ直球を中前にはじき返した。「すごい伸びのある直球だったので、負けないようにと思っていた」。8回には宮西から左前安打、9回には鍵谷から中前安打を放ち、プロ初の猛打賞。巨人の新人でオープン戦の猛打賞は、98年の高橋由以来、16年ぶりだ。打率も3割1分8厘になった。

 負けられない相手がいた。17日の休養日。東京駅で日本生命時代のチームメート、ロッテ・井上、吉原と食事した。「井上は同級生の野手でしたし、いつも一緒にいました」。心が通じる仲間と野球談議に花を咲かせ「プロでも頑張ろう」と誓い合った。そして、この日オープン戦初アーチを放った戦友に負けじと、自らも初の3安打をマークした。

 開幕には首を痛めている阿部が間に合う見込みだが、休ませながらの起用になる可能性がある。経験豊富な実松が控えるが、小林もスタメン起用できるメドが立った。「まだまだ体も心も、技術的にも1軍で活躍できる力を持っていない。一日でも早くチームの日本一に貢献できるようになりたい」。ドラフト1位の誇りを胸に、攻守で暴れまくる。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140322-00000232-sph-base.view-000

またインフル!2軍荒井打撃コーチが体調不良

巨人は22日、荒井幸雄2軍打撃コーチ(49)がインフルエンザB型に感染したと発表した。G球場で行われたイースタン・リーグ、ヤクルト戦後に体調不良を訴え、病院で検査を受けた。春季キャンプを含めて、チームの感染者は13人目。1軍への感染拡大を防止するため、24日に行われる「読売巨人軍激励会」には2軍の選手、首脳陣などファーム関係者が不参加になる見込みとなった。

 また、この日、笠原将生投手(23)は1軍の日本ハム戦(東京D)前の練習参加を取りやめた。21日にインフルエンザB型に感染した江柄子裕樹投手(27)と車移動など行動をともにしていたため、大事を取って自宅で静養した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140322-00000240-sph-base