1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:01:21.38 ID:???*.net
やめる覚悟なら、とっくの昔にできている。

でもなぜか、心のどこかで気持ちが滾る。理由は分かっている。可能性を感じるからだ。
今よりもっと、精度の高いナックルボールを投げられる可能性。今よりもっと、バッターをアウトに打ち取れる可能性。必要なのはチャンスだけ。それさえ、与えてくれるなら――。

ナックルボーラーとして、日本プロ野球復帰を目指す男がいる。前例のないことだが、それを百も承知でやってる男がいる。元メジャーリーガーの大家友和である。

大家はナックルボールを投げ始める前から、日本のプロ野球界では少し特異な存在だった。

京都成章高校から横浜(現DeNA)ベイスターズにドラフト3位指名で入団。高卒新人としてプロ入り1年目で初勝利を挙げたものの、その後は鳴かず飛ばず。
ボストン・レッドソックスの教育リーグに参加してみたところ、コーチやスカウトの目に留まってポスティング制度が成立する直前、22歳でレッドソックスとマイナー契約を交わした。

MLBで3度の二桁勝利をあげたのは大家で2人目。

日本のプロ野球で芽が出なかった選手が渡米する。そこまでならよくある話だったが、大家は移籍1年目にマイナーリーグ2階級で15連勝を果たすなど活躍してメジャー初昇格。
シーズン終盤にはメジャー初勝利まで挙げている。

シンデレラ・ストーリーのような大家の成功は、まだまだ続いた。
2000年にはマイナーで完全試合を達成。2001年の夏にトレードでモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)に移籍すると、
翌2002年には先発ローテーションの一角に食い込んで13勝を挙げた。

黒田博樹が達成するまで、メジャーで3度も二桁勝利を挙げたのは、野茂英雄と大家友和ただ2人だけだった。
大家はその間、打球を前腕部に受けて複雑骨折(彼の前腕部には今も、チタン合金の補助板が埋め込まれている)をしたり、右肩の関節周を傷めたりしたりと、
何度か再起不能の危機に陥りながらもその度に復活して、メジャーで通算51勝を挙げてみせた。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151103-00824462-number-base
Number Web 11月3日(火)17時1分配信

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151103-00824462-number-base.view-000
現在39歳だが、大家友和の向上心は全く衰えていない。日本プロ野球でその姿を再び見ることはできるだろうか

http://nipponbaseball.web.fc2.com/personal/pitcher/ohka_tomokazu.html
大家 成績


2: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:02:15.68 ID:???*.net
何を投げても、バッターをアウトにできればいい。

日本球界復帰は2010年。愛着のある古巣横浜に戻って7勝を挙げたものの、
右肩の怪我が劇的に良くなることはなく、2011年のオフに手術に踏み切り、日本プロ野球から姿を消した。

そんな大家がナックルボーラーとして、復活したのは2013年のことだった。

「最初はそんなに大げさなもんじゃなく、ちょっと投げてみよかな? って感じだったんですけどね」

いつだったか、大家はそう言った。「みよか? という関西弁が何とも軽妙に聞こえる。もちろん、彼は大真面目だった。

「一番大きかった理由は、肩を傷めたこと。手術をした後、どんなに力入れても球速が出なくなった。
そういう状態で『どうやってバッターをアウトに取ったらいいのかな? と考えたら、ナックルボールになったんです」

それは大家らしい考え方だった。彼はまだ“普通の上手投げ”として活躍していた頃、こう言ったことがある。

「明日、突然横から投げたっていいいし、下から投げたっていいんですよ。ナックルボールを投げたっていい。
なぜなら、僕らピッチャーの目的はバッターをアウトに取ることですから。
もちろん、速い球を投げたり、いつでも狙ったところに投げられたら言うことはないけど、それは目的じゃない。
僕らピッチャーの目的は、どんな手を使ってでもバッターをアウトに取ることなんです」

ナックル専門コーチを訪ねて突然の渡米。

大家は2012年、浪人生活を送りながらナックルボールを試投し始めた。
彼にチャンスを与えたのは日本のプロ野球ではなく、BC独立リーグ富山サンダーバーズだった。
2013年、ナックルボーラーとして現役復帰した彼は7勝7敗、防御率3.73の成績を残す。

手応えを掴んでシーズンを終えた大家はその冬、突然渡米した。米国にナックルボール専門のコーチがいると聞いたからだ。

「新しい技術とかは何も習わなかったけれど、結果的に今まで自分がやって来たことが間違いなかったという確認みたいなものにはなった」

とは言うものの、現地では大リーグ傘下の教育リーグの練習に招かれ、複数球団の有望新人を相手にナックルボールを投げた。
結果は上々。その事実は翌年のブルージェイズとのマイナー契約に繋がった。






引用元
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1446541281/


4: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:03:16.57 ID:???*.net
現役唯一のナックルボーラー主戦投手の教え。

ブルージェイズには当時も今も、ナックルボーラーとしては現役唯一の主戦投手であるR.A.ディッキーがいる。ディッキーは当時、こう言っている。

「ナックルボールは絶滅危惧種みたいなものだ。マイナーを含めても、今では数えるほどしか存在しない。だから、自分に教えられるものは何でも教えたい」

結果的には開幕を待たずに自由契約となったものの、大家はディッキーから多くを学んだ。
たとえば、どんなにゆっくりでもボールが順回転するのは『ノーチャンス』。
逆回転=トップ・スピンしているなら幾らか回転していても、ボールが落ちる軌道になるので打ち取れるチャンスはある。

メジャーリーグの最優秀投手賞であるサイ・ヤング賞を獲得したこともあるディッキーだからこそ分かる、ナックルボーラーの危機管理法だった。

「練習の仕方とかもいろいろ聞いたけど、基本的にはやっぱり、毎日投げて感覚を養うことに尽きる。
それは自分でもやって来たことだし、最初から大事なことだと分かってた。でも試合での使い方とか、カウントによってスピードに変化をつけるとか、
どんな状況で他の変化球や速球を投げるとか、そういうピッチングそのものの話が勉強になった」

「もっと速いナックルで勝負できるように」

ブルージェイズを自由契約になった後、大家は米国の独立リーグでトライアウトから契約を勝ち取っただけではなく、
先発ローテーションに食い込み、ナックルボーラーとして初の完封勝利を上げるなどした。
今季はBC独立リーグに戻り、富山では3勝5敗、防御率8.22と苦しんだが、福島への移籍後は4勝5敗、
防御率1.94という成績を残している。今夏富山を訪れた時、彼は今の課題をこう語っていた。

「バッターを打ち取れてはいるけど、もっと空振りを増やして、三振を獲りたい。
遅いナックルで打ち取れるのは分かってるけど、もっと速いナックルで勝負できるようにならないと」

なぜ日本でナックルボーラーは現れない?

ナックルボールはかつて、一度は挫折した選手たちの再生の一つの道だった。
最初からナックルボーラーだったニークロ兄弟のような存在はともかく、ディッキーは本格派投手から、ウェイクフィールドは一塁手からの転向組である。

だが、日本のプロ野球では私の知る限り、今までそういう前例はない。

そもそも日本のプロ野球で、ナックルボーラーが主戦級の投手として何年も最前線で戦ったという記録がない。
持ち球のひとつ、としてなら過去に何人か存在したようだが、全投球の8割以上がナックルという投手は、今も昔も存在しない。

『日本のバッターは、メジャーリーガーみたいにバットを振り回さず、ちょこんとバットに当ててくるから通用しない』

『1回からでも犠牲バントや盗塁を積極的に仕掛けてくる日本の野球には合わないし、日本のボールでは変化も少ないのでは? 

なぜ、日本ではナックルボーラーが現れないのかを関係者に問うと、そういう話を聞くことになる。
その通りなのかも知れないが、それだけではないような気もする


6: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:03:58.95 ID:???*.net
一芸を受け入れるアメリカの土壌。

アメリカのプロ野球には、日本のプロ野球の約3倍に該当する1チーム130人以上のファーム選手がいる。
その中には球が速いだけが取り柄の投手、左の横手投げ、スイッチヒッター、足が速いだけの選手、守備だけがとてつもなく巧い選手、肩だけが強い選手、
力だけはやたらとある選手などなど、一芸に秀でた選手たちが大勢いて、彼らには等しく「夢」や「希望」が与えられている。
もちろん、ナックルボーラーもその範疇に入る。

「ナックルボーラーなんて通用しない」と最初から拒否することなく、「まあ難しいだろうけど、ちょっと試してみるか? と考える寛容性。
「今まで成功した前例がない」と拒絶するのではなく、「ダメならクビにすればいいんだし、とりあえず雇ってみれば? と考えることのできる土壌。
「夢」や「希望」といった言葉が、そこには間違いなく存在する。

メジャーリーグは大家にチャンスを与えた。米国の独立リーグも日本の独立リーグも、大家にチャンスを与えた。
そこがどんな世界でも「夢」や「希望」があるのは単純に素晴らしい。
願わくば日本のプロ野球にも、ナックルボーラーにチャンスを与えることのできる豊潤な土壌があればいいと思う。


7: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:04:30.97 ID:wc/VH1xeO.net
アンダースローからのナックル

激レアだと思う


8: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:09:44.84 ID:0VKbGTDE0.net
強く打ちに行くスタイルのアメリカでは通用する可能性はあるが
四球の評価かが高い日本では通用しにくい


10: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:12:47.62 ID:8e2UUdf10.net
>>8
俺のイメージだけど、日本は打率とイチローの悪影響なのかヒット数重視で
アメリカはOPS重視って感じがするんだけど


17: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:25:33.03 ID:0VKbGTDE0.net
>>10
それは結果に対する評価だな
打者としての姿勢はボールだろうがなんだろうが自分が打てる球を
打ちに行くイチローのスタイルは四球が少なく日本では低いよ、


11: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:21:14.78 ID:Zh8hpLt0O.net
日本のボールは綺麗だからナックルがあまり揺れないんだよ


27: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:52:58.94 ID:AKqRn4D/0.net
>>11
今季の黒田のシンカーもあっちのボールよりかは鋭く落ちないよね。


13: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:24:07.49 ID:Zh8hpLt0O.net
ナックルはボールがいびつな形をしてるほうが揺れる
だから日本の球よりメジャー使用球のほうがよく揺れる


20: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:28:15.94 ID:Zh8hpLt0O.net
つまり分身魔球理論と同じで
「いびつな形」のもののほうが揺れる
だから日本の球よりメジャー使用球のほうがよく揺れる


22: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 18:30:15.36 ID:Zh8hpLt0O.net
日本のボールのほうが品質が良い=きれいな球体=揺れにくい


29: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 19:39:51.04 ID:DkTSwqhm0.net
ナックルボーラーといえばマットソン
元ハム監督のヒルマンもナックルボール投げてたね


31: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/11/03(火) 20:36:37.05 ID:u8qa/nsU0.net
ベイの山崎が、高速ナックルを持ってるらしいが、キャッチャーが取れなくて封印してるらしいな。