1:THE FURYφ ★:2013/10/12(土) 20:30:44.98 ID:???0
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131012-00000035-kana-base

◇2人に言って欲しかった
9月下旬のある夜、「話があります」と小池正晃が声をかけ、多村仁志、後藤武敏の3人が横浜市内で
食事をしていた。

小池と後藤は横浜高校時代のチームメート。多村はその4つ上の先輩。今年、多村が横浜に復帰
してからは、3人はいつも行動を共にしていた。集まれば高校時代のように他愛のない話。しかし、
この日は違った。呼び出された2人とも、話の内容は分かっていた。重苦しい空気が3人の間に
漂っていた。

「引退を考えています。守備、走塁はまだ成長できると思っている。でも、打撃に関しては自信が
持てなくなった。そして、ここから大きく成長できるとは思わない。気遣いは抜きにして、俺のバッティングを
どう思いますか? 『指導者に』と声をかけてくれている球団の誘いを断ってでも、まだ選手として
勝負できるだろうか?」

長い沈黙があった。後藤は目を真っ赤にしていた。「小池は、中学の頃から神奈川では知らない者は
いないスター選手。そんな小池が弱音を吐く姿を始めて見た。ショックだった」

しばらくして、多村が口を開いた。「今年のバッティングでは厳しい。生まれ育った横浜で引退して
指導者の方が……」

言葉に詰まる多村が話し終わるのを待たずに、小池が答えた。
「わかりました。ありがとうございます。指導者として頑張ります」

実は3人で集まる前に、小池は妻に「今年で引退すると思う」と伝えて来ていた。もう考えは決まっていた。
でも、どこかで未練が断ち切れなかった。「だから、心から信頼する2人に『引退した方が良い』と言って
欲しかった。決意させて欲しかった」

また、訪れた長い沈黙。再び多村が切り出した。

「でも、今日はまだ『お疲れさま』とは言わない。横浜スタジアムでの引退試合。最高の舞台で、最高の
スイングを見せろ。だから、その日までしっかり準備しておけ」




2:THE FURYφ ★:2013/10/12(土) 20:31:16.40 ID:???0
◇しまいこんでいたフルスイング
「小池正晃と言えば、バント」。自身のプレーについて聞かれると、小池は必ずこう答える。長打も狙える
力強いバッティングもあるが、確かなバントや的確な状況判断によるチームバッティングに努め、15年間
プロの世界で活躍してきた。

そのスタイルを確立したのは、プロ7年目の2005年だった。当時、横浜の新監督に就任した牛島和彦氏が
「結局、一番偉いのはバントがしっかり出来る選手」とキャンプから口癖のように言っていた。それを聞いていた
小池が思わず監督に声をかけた「監督、僕バントできます」。プロ入り6年間でまだ1軍で定位置を確保できていない
小池の必死のアピールだった。

「いま思うと、よくあんなこと言ったなと思う。完全にハッタリだった。学生時代から、あまりバントなんてして
来なかった。全く自信はなかった。でも、そうでもしないと試合で使ってもらえない。必死のハッタリだった」

そこから、猛特訓が始まった。「ホームラン打てます、と言って最初の打席で凡打してもまだ2回目のチャンスは
あるかもしれない。でも、バントできます、と言って失敗したら2回目のチャンスは絶対にやって来ない。失敗は
許されない」。必死の特訓の甲斐もあり、その年と翌年の2006年には2年連続で最多犠打を記録。そうして信頼を掴み、
徐々に1軍での出場機会を増やしていった。

思えば、プロになってから無心で思い切りバットを振ったことなど、ほとんど無かった。「ホームランバッターばかりでは
勝てない。勝つためには、そうしたバッターたちを繋げて一つの『線』にする、そんな隙間を埋める役割のバッターが
必ず必要」と、黒子に徹する自分の役割に誇りを持っていた。トレードで移籍した中日ではその持ち味を生かして、
2度のリーグ優勝も経験した。「もちろん、思い切りバットを振ってみたい、子どもたちに「パパ、かっこいい」と言って
もらえるようなホームランを打ちたいという想いはある。でも、その想いは胸にしまって、チームの勝利を最優先にした
バッティングを常に心がけて来た」

◇パパのかっこいいホームラン
迎えた、2013年10月8日(火)、現役最後の試合。7番ファーストで先発出場した小池を、超満員の横浜スタジアムの
大観衆が待っていた。


3:THE FURYφ ★:2013/10/12(土) 20:31:22.32 ID:???0
2死3塁のチャンスで回ってきた4回裏の第2打席、小池が打席に向かうと一際大きな歓声が送られた。

「嬉しいことよりも、悔しいこと、辛いことの方が多かった現役生活だった。でも、この声援があったから続けて来られた。
この声援があったから力を発揮できた」そんなことを感じていた。真ん中高めに来たストレートを強振すると、打球は
歓声に後押しされるように伸びてレフトスタンド最前列に飛び込んだ。

ベンチでは後藤が大粒の涙を流していた。「まだ試合は終わってないよ。泣き過ぎだよ」と笑顔で声をかけた。

劇的な展開。しかし、まだドラマは終わらない。8回、現役最後の打席。ネクストバッターズサークルからバッターボックスに
向かう最中に自然と涙が流れてきた。涙で視界がぼやける。「打てそうな球が来たら、思い切り、力いっぱいバットを振ろう」。
その2球目、内角低めのボール球を「15年間であんなに思い切りバットを振ったことがない」という、体勢を崩してしまうほどの
大きなスイングで捉えると、ボールはレフトスタンドに吸い込まれていった。

溢れ出る涙を拭いながらダイヤモンドを一周した。ネクストバッターズサークルでは、多村が待っていた。固く抱き合い、
多村が「お疲れ」と声をかけた。多村との約束を、最高の形で実現した。試合後の引退セレモニーでは「最後に、パパの
かっこいいホームランを見せられた」と胸を張った。これ以上ない、最高の引退試合となった。

「来年もアイツと一緒に戦うのは変わらない、俺はそう思っている。選手からコーチに役割は変わるけど、着ている
ユニフォームは変わらない。今後は指導者として、現役最後の試合で2本もホームランを打てるような、そんな強い心を
持った若い選手を育てて欲しい」(多村)

一夜明けた翌日、小池は「試合が終わってからは夢の中にいるような感じだった」と振り返った。「でも、いつまでも感傷に浸
ってはいられない。これからは指導者として強い選手を育てていくことに全力を注いでいく」と言い、数日後には若手主体の
教育リーグが開催されている宮崎県に、コーチ・小池正晃として早速飛び立っていった。まだ来季の背番号は決まっていない。
背番号8のユニホームを着たまま指導している。


引用元
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1381577444/




5:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:35:34.94 ID:zwfXxr7T0
4つ上の先輩てそんなに接点ないな


8:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:40:16.17 ID:IVOMxrD1O
>>5
同じ会社にいるのだと考えたら接点ありまくりだろ


11:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:46:49.43 ID:9ZcUeg/c0
>>5
たとえ学生時代に在学期間が被ってなくても、体育会系でさらにプロで同じチームなんだもの。
繋がりという意味ではただの同級生どころではないんじゃないか。


6:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:38:07.10 ID:KwqNCRpo0
小池って高校時代そんなに凄い打者だったんだ
プロへ入ってからもずっとHRバッターってやつは化け物なんだな


7:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:39:28.59 ID:GRVg4hUp0
松坂
後藤
小池
のあの横浜高春夏連覇からもう15年か。。


28:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:00:57.66 ID:AIQ53dXX0
>>7
中日へ入った小山は今何やってんの?


31:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:05:22.72 ID:06XV47pv0
>>28
中日でブルペン捕手

ボイコットしたとされるWBCでも
中日から唯一参加w


9:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:44:27.38 ID:JKFuGWj+0
あぁ、小池って横浜が春夏連覇した時の奴か
なんか、うっすらと記憶にあるような無いような。。。
ま、あの当時の横浜はマスコミも松坂一辺倒だったしなぁw


10:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:45:48.85 ID:ZefDluJ50
良い指導者になってくれると思う。
中日に行ったのも良い経験だっただろう。


12:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:48:37.49 ID:5epgeXnai
後藤泣きすぎ( ;∀;)


13:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:49:02.12 ID:Di4ERzMG0
98年の横浜高校は、松坂の話題に埋もれてるけど、結構逸材は多かった。
でなきゃ公式戦44連勝(高校野球では史上最多)なんてできない


19:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:55:56.29 ID:Grc88z4y0
>>13
あの逸材だらけのメンバーでもプロで一流と言えるのが
松坂位と想うとプロって凄いな


66:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:57:56.37 ID:XJFsL4s20
>>19
逆に同じ高校の同じ学年から4人もプロに行っていることがすごいわw

松坂はケタ違いだったが、その他にも優れた選手が結集してたってことだろ

で、その中で松坂が4番をやってたこともあるってどんだけ才能があるんだよw


77:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 23:21:18.72 ID:W1Ee8BIw0
>>66
松坂は9月メジャーで3本ヒット打ったからね
8月まではアメリカンリーグのマイナーだったから
昇格しても打席ないから打撃練習は全くしてなかった まさに怪物
バントも1球目で川相ばりに完璧に決めてた


17:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:53:07.23 ID:X5Koei/XP
日シリでのホームランは忘れない


18:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:53:43.91 ID:YRhZp8Vai
引退試合で2本はかっこいいよ
お疲れさん


27:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 20:59:51.56 ID:I8bsk2Uk0
ええ話や


33:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:06:32.36 ID:JS1BmiRV0
ええエピソード持ってますやん
熱い男だなあ


42:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:14:52.08 ID:NxoQITy60
多村、俺の目から汗が出るじゃないか


43:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:17:58.04 ID:dfQcQ8uO0
小池かっこよすぎ


47:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:21:43.52 ID:/gr0KuZC0
泣けると言うか泣いてる


50:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:24:52.23 ID:pFS7oiFn0
甲子園 横浜高校 対 星稜高校



51:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:25:21.21 ID:ethEFqXWO
松阪世代も
もう引退とかそんな年頃なのか
多田野と村田くらいじゃないのピンピンしてるの


61:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:40:15.11 ID:AekfgfQU0
>>51
杉内もピンピンしとるぜ
あいつは利き手骨折してサボってた期間があるけどな!


74:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 23:08:07.52 ID:rNxvIMvn0
>>51
多田野はピンピン所か終盤まで死に掛けだったんだよなぁ
一軍でなんとか首の皮繋がったけど


54:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:29:25.93 ID:yqAFfnWE0
小山のWBCで胴上げされた話も良かったな。


63:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 21:42:36.61 ID:IFgnEve+0
引退試合で活躍しちゃうとかえって現役への未練が残っちゃいそうだよね。
現役への未練をスパッと断ち切って、スッキリした気持ちで次の道に進めるよう引退選手からホームランを打ってあげる村田さんは本当にいい人だと思う。


76:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 23:20:44.71 ID:FrGqlWoz0
小池なんて全然覚えて無いや
H2がドラマ化したときに英雄か誰かのプロ入り会見シーンで何故か小池のユニフォームを着ていたことしか覚えて無い


81:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 23:38:07.79 ID:fkPqZ5IHO
>>76
十分覚えとるやん


82:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 23:40:47.61 ID:IXZpdd0rO
これは映画化すべき


86:名無しさん@恐縮です:2013/10/12(土) 23:55:56.19 ID:o7m5XlDp0
2年前の日シリでのホームランは忘れないよ


90:名無しさん@恐縮です:2013/10/13(日) 00:34:47.15 ID:mDl4GSbV0
高校時代の横浜×PLの延長17回の球史に残る試合、甲子園で観戦していました。
小池選手、お疲れさまでした。

しかしあの試合からもう15年、時の経つのはあまりに早すぎる
あの試合観戦していた当時、30代の自分も50代に・・・


94:名無しさん@恐縮です:2013/10/13(日) 00:58:38.93 ID:ZuuPUeZ60
ええ話やないかい