池田、逆転サヨナラ勝ち！八回、九回で４点奪い２７年ぶり対決制す

第８６回選抜高校野球大会第２日第２試合（池田４ｘ－３海南、２２日、甲子園）２７年ぶりの出場校同士の対戦。８度目出場の池田（徳島）は１点を追う九回無死満塁から、林が中前に２点適時打を放ち、逆転サヨナラ勝ちした。終盤まで３点のビハインドだったが、八回、九回に２点ずつ奪うなど、驚異の粘りを発揮した。

　先制したのは海南。五回に３四球を絡め、盗塁死があったものの二死一、二塁とし、２番・空山が中前に適時打を放ち、１点を先制した。海南は七回にも二死から１番・福田の左前打と盗塁で二死二塁から、空山が２打席連続適時打となる中前打を放ち、２－０とした。さらに、３番・坂口が四球で二死一、二塁から、４番・矢須が左前適時打を放ち、リードを３点に広げた。

　池田は八回、先頭の６番・喜多が右中間二塁打、続く代打の林が三塁前にバント安打を決め、無死一、三塁から、８番・名西が右前適時打を放ち、１点を返した。さらに上徳が四球などで一死満塁から、２番・高井が左前適時打を放ち、１点差に詰め寄った。

　池田は九回、２安打と相手失策で無死満塁から、途中出場の林が中前に２点適時打を放ち、サヨナラ勝ちした。

http://www.sanspo.com/baseball/news/20140322/hig14032211160011-n1.html



池田逆転サヨナラ勝ち「長かったなあ」

　岡田康志監督は「正直、まさかああいう展開になるとは。（最後は）一瞬、何が起きたんか分かりませんでした。（勝利の）校歌を聴いた時に『長かったなあ』という気持ちがしました。（スタンドの大声援は）ありがたかったです」と話した。

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/f-bb-tp3-20140322-1273903.html

池田27年ぶり行進「待ち遠しかった」

池田（徳島）が２７年ぶりに聖地で行進した。前日２０日のリハーサルは雨天のためスタンド行進。初めて甲子園のグラウンドで歩を進めた。

　池田の名がアナウンスされると、大きな拍手がわき起こった。三宅駿主将（３年）は「やっと始まってくれたという感じ。待ち遠しかった。拍手は聞こえた。うれしかった」と笑顔だった。

　同校は、大会第２日目第２試合に海南（和歌山）と対戦する。

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/f-bb-tp3-20140321-1273421.html

池田・蔦元監督のゆるキャラ「つたはーん」登場

第８６回センバツ高校野球大会が開幕した。４年連続６度目の出場で優勝候補の一角に挙がる履正社（大阪）は、小山台（東京）相手に１１―０の快勝発進。福知山成美（京都）が山梨学院大付（山梨）を６―２で破り、府勢のセンバツ初戦連敗を５で止めた。神村学園（鹿児島）は岩国（山口）を６―１で下し、９０周年を迎えた甲子園で開幕星を飾った。第２日の２２日は、２７年ぶり出場の池田（徳島）が登場する。

　２７年ぶり出場の池田（徳島）に、ゆるキャラが登場した。２００１年に７７歳で死去した蔦文也監督の着ぐるみキャラクター「つたはーん」で、２２日の海南（和歌山）との初戦は地元から応援する。阿波池田商工会議所青年部が制作。地元で「蔦はん」と呼ばれていたのにちなみ名付けられた。

　への字に曲がった唇と垂れ下がった眉毛、ぽっこりと出たおなかが特徴。今後も地域活性化のため、活動を続けるという。蔦監督から社会の授業を受けた青年部の馬宮亮一郎会長（４６）は「池田高の野球が再び脚光を浴びて活躍できるよう、町全体で応援したい」と期待を込めた。

　０１年夏の甲子園では、塚原青雲（長野）の応援で当時の田中康夫知事が、自らのマスコット「ヤッシー」の着ぐるみを三塁側アルプスに持ち込み、日本高野連から注意を受けた。

　日本高野連の竹中事務局長は「（地元での応援は）問題ない。雑踏事故につながるので、甲子園で応援するのはダメ。商業活動にあたらなければ制限しない」と説明。高校野球の名将がゆるキャラになった例も「聞いたことがない」と回答した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/hs/news/20140322-OHT1T00013.htm

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